説明
オキナワ１０ネンセンソウ／脚本：松本功・大津一郎・志村正浩。音楽：広瀬健次郎。監督：松尾昭。「沖縄やくざ戦争」に続く沖縄舞台のヤクザ物で松方・千葉Ｗ主演をそのままで製作。宮国派の幹部、金城友行（松方弘樹）伊波朝市・朝勇兄弟（佐藤允・千葉真一）は幼なじみ。組員二万人を越す関西錦連合の桜木組からの招待状をめぐって琉栄会本部では激しい論争が行われ、宮国（深江章喜）が桜木組系中原組組長と友人関係にある朝市に手筈をとらせ、金城と桃原を伴って大阪へ向う。招待された席で宮国が大恥をかいたことから、宮国派と朝勇たちのこぜりあいが続き宮国は射殺、朝市も銃撃を受けて傷ついた。朝勇は沖縄進出をめざす桜木組の協力申し入れを最初は断ったものの、窃盗まで働く子分たちの困窮さをみかね受けいれを決意。桜木組の援助により伊波派は勢力を盛り返し、小康状態を保っていた両派の間に対立対立。一方、朝勇は、手打ちを強要する桜木組の説得に押し切られる。援助が得られなくなった伊波派と琉栄会の抗争に巻き込まれた警官が殺されるに至り、沖縄警察はついに射殺命令を下す。大阪の警察病院で桜木組の裏切りを知った朝市は、脱走し桜木組本部に乗り込むが敢えなく殺される。朝市の遺骨と金を工面して沖縄にやって来た中原（藤田まこと）から、本土やくざの卑劣さを知らされた朝勇は、知念（にしきのあきら）からの援護を受けて単身沖縄を脱出する。本士復帰を間近に控えた沖縄を舞台に、地元と本土系暴力団の抗争を描くバイオレンス活劇篇。１９７８年６月３日～１６日豊橋東映、併映「生贄の女たち」。【サイズ：B2 ２種類】【年代：１９７８年】
