三大怪獣地球最大の決戦

夏木陽介/星由里子、小泉博、志村喬、ザ・ピーナッツ、若林映子、平田昭彦、佐原健二、高田稔、田島義文、小杉義男、青空千夜・一夜、富田仲次郎

説明

サンダイカイジュウチキュウサイダイノケッセン/製作:田中友幸。脚本:関沢新一。音楽:伊福部昭。特撮監督:円谷英二。監督:本多猪四郎。挿入歌ザ・ピーナッツ「幸せを呼ぼう」。宇宙怪獣キングギドラが初登場、全長100M、体重3万トン、龍のような3つ首と2つの尾、全身金色の鱗に覆われ3つの首から引力光線を放ち破壊を繰り返す。対抗するのはゴジラ・ラドン・モスラの地球怪獣。金星を破壊した巨大怪獣は地球上のどの怪獣よりも強い雰囲気を醸し出すのだが、ゴジラは悪役から善玉への転身と怪獣の擬人化が進み会話もする事で従来の怪獣映画と宇宙SFが合体して怪獣が人間社会と共存する世界にも見える記念すべき作品。特に黒部峡谷に落ちた隕石からキングギドラの登場するまでのサスペンスは見応え、ラドンが8年振りにスクリーン復活でやはり阿蘇山から登場、最初はゴジラVSラドン、キングギドラが登場してモスラが人間に呼ばれてゴジラとラドンに協力要請しても断られ、単身キングギドラに戦いを挑み劣勢になる場面からゴジラ・ラドンが助っ人に入り4大怪獣が入り乱れて戦う。そこはキングギドラとラドンの操演とゴジラのスーツとモスラが画面一杯に繰り広げるバトル場面は見所。当時怪獣映画との併映はクレージー物か若大將物が多かった。1964年12月20日~1965年1月2日丸物東宝、併映「花のお江戸の無責任」。1965年4月28日~5月4日松竹シネマ、併映「ギター抱えたひとり旅」。1971年12月12日~12月31日丸物東宝、東宝チャンピオンまつり併映「帰って来たウルトラマン」「みなしごハッチ」「田舎っぺ大將」。1975年12月6日~19日豊橋東宝、東宝チャンピオンまつり併映「ガッチャマン」「山ねずみロッキーチャック」「アルプスの少女ハイジ」「みなしごハッチ」。【サイズ:B2&東海日日新聞広告】【年代:1964年】