説明
モスラ/製作:田中友幸。脚本:関沢新一。音楽:古関裕而。特撮監督:円谷英二。監督:本多猪四郎。東宝怪獣映画初のカラーワイド作品。ロマンテイックな幻想に溢れ、想像力の翼を広げて人間と怪獣の共存世界をテーマにしている点では「ゴジラ」「ラドン」とは異なる世界と言える。核実験の影響で「モスラ」が暮らすインフアント島はある種のユートピアとも言え「平和」を強調する島でもある。ザ・ピーナッツが妖精に扮して歌うのが「モスラの歌」で巫女的な存在として登場し古関裕而が作曲した音楽が流麗でメロデイアスな曲の数々がモスラへの共感を高める。モスラは「卵」から「幼虫」「成虫」の3段階で変化して有名な東京タワーでの繭からの脱皮がとても華麗な画面として印象的だったことは、当時小学校4年生だった自分の記憶に鮮明に残っている。冒頭約1分の序曲だけが流れてから東宝マークに変わる。東宝特撮映画の名作として残るとも言えよう。挿入歌キングレコード ザ・ピーナッツ「インフアントの娘」。1961年8月13日~28日豊橋東宝、併映13日~22日「アワモリ君売り出す」。23日~28日守屋浩「有り難や三度笠」。1962年2月1日~6日千歳劇場、併映「ママお家が燃えてるの」。1962年6月10日~12日二川銀映、併映「京化粧」。【サイズ:B2】【年代:1961年】