妖蛇の魔殿

片岡千恵蔵/月形龍之介、薄田研二、長谷川裕見子、田代百合子、山形勲、原健策、加賀邦男

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説明

ヨウジャノマデン/監督松田定次。脚本比佐芳武。戦国乱世、悪大名更級弾正 山形勲に父親を殺された息子が忍術修行で児雷也と名乗り復讐を遂げる物語。1956年当時としてはまだ珍しい総天然色カラーで真面目に製作していて忍術合戦をクライマックスにした活動写真忍術映画。大蛇丸の月形竜之介と紅蜘蛛の綱手姫 長谷川裕見子とガマの児雷也 千恵蔵の三すくみが面白い大仕掛けな他愛のない忍術映画。こどもたちは忍術の面白さを楽しんで、大人は立川文庫時代の郷愁を誘う徹底した娯楽映画の見本。ラストの対決場面では月形龍之介の隈取り顔が凄い、蛇の化身として大蛇が火を吹き、あわや千恵蔵が斬られる寸前に綱手の蜘蛛の糸で動きを封じ込めてやっとの事で児雷也が勝つのだが、月形の表情が凄いだけに迫力がある。後年1966年に東映で松方弘樹と大友柳太朗主演で「怪竜大決戦」のタイトルでリメイクされたが60年代の「ワタリ」に続く怪獣特撮時代劇として製作された。1956年10月31日~11月6日第一東映、併映「怒れ!力道山」。1957年5月1日~7日銀座東映、併映「ふり袖太平記」。1958年3月11日~14日銀座東映、併映「旗本退屈男謎の幽霊船」。1960年6月19日~22日南東映、併映「空港の魔女」。1960年7月17日~19日二川銀映、併映「七色仮面消えた紳士」「東京の女性」【サイズ:B2】【年代:1956】