説明
コヅレオオカミ オヤノココロコノココロ/原作:小池一雄、小島剛夕。脚本:小池一雄。音楽:桜井英顕。殺陣:楠本栄一。監督:斉藤武市。シリーズ第4作は1973年東宝系正月映画第一弾として勝プロ時代劇の2本立て公開。1年で4本製作する程の人気だった。尾張柳生 柳生軍兵衛に扮する林与一との対決、刺客依頼で尾張を抜けた別式女(東三千)を追うが過去を知って想いを果たさせた後に斬るエピソードと斬った女の親元「乞胸衆(ごうむねしゅう)」の元締め(山村總)に逢いに行くと部落が裏柳生に襲われ親が斬られるまでが中盤。東三千の胸に刺青を彫る彫師に内田朝雄。後半は尾張城へ乗り込み尾張藩主德川頼直(小池朝雄)に対面し捕虜にして城外へ連れ出し裏柳生軍団との大チャンバラ。劇中、大五郎が親とはぐれて雨中に迷う場面で主題曲「しとしとピッちゃん~」が流れて観客は大五郎に感情移入する。毎回ながら若山富三郎のチャンバラがあってこその殺陣。トンボもフル活用してやはり100人近く斬って遠藤辰雄扮する柳生烈堂の片目を奪うが、自分も重傷しての大芝居。監督が齊藤武市に交替、勝プロ製作とは言え若山が製作。1973年1月10日〜2月2日丸物東宝、併映「御用牙」【サイズ:B2】【年代:1972】