説明
オンミツワカシュウ／原作：野村胡堂「隠密縁起」。脚本：松浦健郎・神戸浩。音楽：山田栄一。監督：渡辺邦男。デビュー間もない若山富三郎主演の時代活劇。八代将軍になった吉宗が尾張へ隠密を放つ。先に潜入していた女隠密が調べた日誌をめぐり隠密が暗躍、若山富三郎は幕府隠密として日誌の行方を追うが盗賊浜島庄兵衛も絡んでの争いは尾張へ舞台が移る波乱万丈の時代劇。江戸城では御庭番印藤三郎次（若山富三郎）を公儀隠密として日記を探させ、組頭藪田と芸者お龍（花柳小菊）も同じ隠密として働いていた。高山主膳（市川小太夫）は山田左膳と変名して麻布に住んでいた。彼を尋ねて甥の三浦釆女が江戸へ上るのを知った三郎次は、釆女が主膳と未知である事を幸いに、途中で彼を買収して追払い、釆女になりすまして主膳の家に住込んだ。主膳の娘お国はいつしか三郎次に愛をよせる。三郎次が買収した釆女とは、実は浜島庄兵衛（岡譲司）といい、釆女を殺して身替りになっていたのだ。その上、彼は主膳を殺して日記を奪い、尾張藩に売りつけるため東海道を下る。三郎次とお龍は直ちにその後を追い、お園（長谷川裕見子）も旅芸人お蝶の一座に同行して名古屋へ急ぐ。かくて日記をめぐって追いかけが展開されたが、日記は火中に燃え、三郎次は隠密の非人間的な行為を嫌い、隠密を止めると宣言してお園と新しい生活を始める。１９５５年２月２２日〜２８日豊橋国際、併映「東京の空の下に」。１９５９年９月１２日〜１４日豊橋国際、併映「影法師捕物帖」【サイズ：B2地方版】【年代：1955】
