忍者狩り 

近衛十四郎/田村高廣、穂高稔、北条きく子、河原崎長一郎、佐藤慶、山城新伍、安部徹、加賀邦男、天津敏、高森和子、沢村宗之助、高松錦之助、中村錦司、汐路章、国一太郎、尾型伸之介、藤山直子、那須伸太朗

カテゴリー: タグ: ,

説明

ニンジャガリ /監督:山内鉄也。殺陣:上野隆三。助監督:中島貞夫。脚本:高田宏治。ハードボイルド忍者映画の秀作。三大将軍家光の時代、外様大名取潰しを画策する幕府の方針の中、伊予松山二十万石蒲生藩の世過ぎ種丸の相続を認可するお墨付きをめぐり蒲生藩家老田村高広が雇った四名の浪人(近衛十四郎・佐藤慶・山城新伍・河原崎長一郎)と幕府甲賀忍者 闇の蔵人(天津敏)以下三十名の壮絶な攻防戦を描く。最初はお墨付き奪回に失敗した幕府側が、藩主が亡くなって葬儀に参列する若君を暗殺する計画にシフト、ラスト御霊廟での戦いが凄みを増す。後年1982年にTV時代劇スペシャルで同じ山内監督・高田脚本・松方弘樹主演でリメイク(松方以外に森田健作・佐藤允・ガッツ石松で宿敵闇の蔵人には成田三樹夫)。特に6人の新参者の中に忍者がいるのをどう見つけるか?の場面では近衛が1人ずつ順番に斬っていき5人目がジャンプして逃げるところで近衛が斬って残る6人目は発狂するというハード場面が前半のヤマ場。とにかくあの手この手での攻防がサスペンスとして面白く天津敏の凄みが際立つ。4人の浪人で河原崎が最初に蔵人に殺されてから6人の藩士の場面に移るので、近衛の凄い形相で斬る場面をロングショットで描く。若君は幼き藤山直子。最後は吹き針で眼をやられた佐藤慶が犠牲となって天津ごと串刺ししてやっとの事で天津を仕留める近衛。天津の代表作ともいえる。1964年9月5日〜19日豊橋東映、併映「大喧嘩」。1964年11月4日〜10日銀座東映、併映「犯罪教室」。1965年2月27日〜3月1日南東映、併映「外人墓地の決斗」【サイズ:B2地方版】【年代:1964】