説明
バルジダイサクセン/監督ケン・アナキン。音楽ベンジャミン・フランケル。1944年12月のアルデンヌの戦いをアメリカ・ドイツ側から描く豪華キャストによる戦争大作。史実はドイツ軍25万人と連合軍8万人だった、ドイツ軍のマルメデイア虐殺に対する復讐でアルデンヌの飛び出た地帯「バルジ」の南側で連合軍が大反撃に出る双方600台の戦車戦は圧巻。12月の冬なのに戦車戦がどうみても砂漠での戦いなので季節感が乏しいのが残念。ドイツタイガー戦車部隊の将校に扮したロバート・ショウが部下を鼓舞して歌う場面が印象的。連合軍だとチャールズブロンソンがチョイ役ながら儲け役。ウルトラビジョンシネラマ方式で上映。中学校卒業式近くでリアルタイムで観賞して感動、リバイバル上映時に映画館がロキシーだったので不満だった記憶がある。この映画は70ミリ大画面でこそ見栄えがあると強く感じていた。1960年代の戦争映画では「ナバロンの要塞」「史上最大の作戦」「バルジ大作戦」がマイベスト3かな。1967年3月11日~4月7日豊橋名画座、併映「テキサスの五人の仲間」。1970年9月19日~29日松竹ロキシー、併映「ジェフ」。