説明
シンゴニジュウバンショウブ カンケツヘン/監督松田定次。音楽富永三郎。脚本中山文夫。1959年に始まった大川橋蔵人気の葵新吾シリーズ第七作。剣の道に疑問を持ちだしていた新吾は仏門を叩く。それでも柳生一門(戸上城太郎)や鎖鎌の達人(田崎潤)・宿敵武田一真(月形龍之介)が再び現れて新吾を狙う。8代将軍吉宗(大友柳太朗)の子として生まれながら剣士として生き、強敵を全て倒したあと苦悩の果てに剣を捨て母(長谷川裕見子)やお縫(桜町弘子)と共に暮らすことを選択して物語が終わる。流石の橋蔵新吾も若侍では少しトウが立ってきた感で当時34才だが1963年度興行ベストテンでは邦画部門10位で約2億円、1位は日活「にっぽん昆虫記」の3億円。残酷ブームの東映時代劇末期の1963年でも京都御所ロケやセット造りなどまだ人気作品だけにコストを掛けたイメージ。ライバル中村錦之助は1961年から1年1作で「宮本武蔵」シリーズの3本が公開、1964年正月は「宮本武蔵一乗寺の決斗」が公開される。1963年7月31日〜8月9日豊橋東映、併映「柳生武芸帖剣豪乱れ雲」。1963年10月30日〜11月5日銀座東映、併映「日本一の色男」。1964年2月1日〜4日南東映、併映「伊賀の影丸」【サイズ:B2】【年代:1963】