薩陀峠の対決

東千代之介/里見浩太郎、近衛十四郎、原健策、香川良介、徳大寺伸、尾上鯉之助、稲垣美穂子、立川さゆり、八代万智子、小柴幹治、大邦一公、潮路章、堀正夫、中村錦司、山波新太郎

説明

サツダトウゲノタイケツ/原作:行友李風「修羅八荒」。音楽:松野国照。殺陣:島義一。監督:山崎大助。1958年市川右太衞門・大川橋蔵・大河内傅次郎で映画化した「修羅八荒」のリメイク。嵐の京都二条城で奪われた4千両強奪事件探索と仲違いしていた三輪与一郎殺人濡れ衣を着せられた主人公の旗本が冤罪を晴らし御用金強奪犯を突き止める為に活躍するアクション時代劇。主人公浅香恵之助に東千代之介、兄を殺されて浅香を仇と狙う三輪滝太郎に里見浩太郎、宿敵陣馬弥十郎に近衛十四郎の三つ巴。御書院番の同僚に尾上鯉之助。京都所司代に堀正夫、側用人原健策。里見浩太郎が東海道を浅香恵之助を追う道中で豊川市御油の松並木でロケ。千代之介の恋人芸者に八代万智子。陣場一味が能登忍者集団なのがミソ、千代之介と里見を襲う場面では忍者殺陣となり擬音もある。物語の半分は陣場弥十郎を主人公に置いたことが特徴で自身の配下を採用条件で4千両を奪うが裏切られてラストは稲垣美穂子と半心中で海原へ漂いエンド。悪の張本人は老中香川良介と側用人原健策。剣優近衛十四郎を出演させたのに肝心のタイトルにもある薩陀峠での千代之介との対決が迫力無し、近衛が崖から落ちてあっけなし。江戸へ戻った恵之助、滝太郎が印籠の出所を突き止め、事件の黒幕である若年寄香川良介の陰謀を暴く証拠となり、側用人原健策との結託も明らかになる。利き腕の右腕を怪我した弥十郎に対して四千両のうち1枚欠けての小判を納品したが能登忍者の召し抱えは反故にされて、左手のみで戦う弥十郎はめった斬りに合う。そこへ駆けつける千代之介と里見が悪を斬って怒りのラストの大チャンバラに発展。最後まで陣場役の近衛に喰われた千代之介と里見。この二人は1962年「髑髏銭」でも共演しているし翌年1963年「十七人の忍者」では里見主演で千代之介が助演で共演。東千代之介主演での時代劇ローテーションも1962年になると白黒になる。時折見せるショットが意外に見所の娯楽時代劇。1962年12月16日〜22日第一東映、併映「恐怖の魔女」。1963年8月25日〜28日南東映、併映「変幻紫頭巾」【サイズ:B2】【年代:1962】