説明
カイケツクロズキン/原作高垣眸、脚本小川正、助監督長谷川安人、監督松村昌治。快傑黒頭巾シリーズ第7話が初の総天然色シネマスコープ版として登場して大ヒット。主題歌コロムビアレコード松島トモ子「快傑黒頭巾」。幕末の志士である正義の黒頭巾こと薩摩藩士山鹿弦一郎大友柳太朗が格好良くて松島トモ子がこの頃大友と「丹下左膳」シリーズと共に共演が多い。新式銃をめぐる争奪戦、悪役の筆頭が山形勲、配下に神田隆・沢村国太郎で志村喬が大友の父親役山鹿士行・弟子に永田靖で将軍が小柴幹治。角兵衛獅子の姉妹に大川恵子・松島トモ子・植木千恵。冒頭の富士山を仰ぎ白馬に乗った大友が「久し振りだなあ~、だがいつ見ても素晴しい御山だ」と云って頭を下げて主題歌と共にタイトルが始まる場面はこの映画の素晴らしさを物語る。黒頭巾の歌「いつも正しく明るく強い、みんな夢見るおじさんは二挺拳銃左に右に、撃つよ撃つよ快傑黒頭巾~」。子ども心に大友柳太朗は好きだったですな。1958年8月20日〜8月26日第一東映、併映「旗本退屈男」。1959年1月28日〜2月3日銀座東映、併映「警視庁物語七人の追跡者」。1960年1月19日〜22日南東映、併映「娘の中の娘」。【サイズ:プレス】【年代:1958】