仇討崇禅寺馬場

大友柳太朗/堀雄二、進藤英太郎、三島雅夫、徳大寺伸、三條雅也、高木二郎、千原しのぶ、風見章子

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説明

アダウチソウゼンジババ/江戸時代、仇討ち果たし合いの記録110件中、返討ちは3件しかなかった内の1件で大阪を舞台にした有名な逆縁仇討物語。山上伊太郎原案依田義賢が脚色してマキノ雅弘が監督。武士の意地と女心のはかなさに悲惨な結末。ラストの崇禅寺馬場には進藤英太郎扮する口入れ屋の手下、主人公大友柳太朗の義父・兄弟など家族、そして返り討ちした兄弟の亡霊などがあつまり大友を殺そうとする。武士の面目を潰され、世間から卑怯者呼ばわれされた大友は遂に発狂して亡霊も現れて狂刃を振るう。千原しのぶがそれでも守ろうとするが全てが亡霊にみえる大友に斬られて、千原も大友を短銃で撃ち殺す。あらゆるものを否定した不条理ドラマのアナーキズムとニヒリズムを描いた佳作。1957年6月25日〜30日第一東映、併映「さよなら港」。1957年12月23日〜26日銀座東映、併映「大学の石松」【サイズ:プレス四つ切】【年代:1957】