赤穂浪士

片岡千恵蔵、市川右太衛門/大友柳太朗、月形龍之介、大川橋蔵、中村錦之助、東千代之介、里見浩太郎、近衛十四郎、進藤英太郎、大河内伝傳次郎、山形勲、薄田研二、中村賀津雄、松方弘樹、大川恵子、丘さとみ、木暮実千代、桜町弘子、長谷川裕見子、千原しのぶ、花柳小菊、青山京子、加賀邦男、清川荘司、阿部九州男、宇佐美淳也、田中春男、香川良介、多々良純、柳永二郎、徳大寺伸、戸上城太郎、堺駿二、星十郎、小柴幹治、沢村宗之助、小田部通麿、北龍二、尾上鯉之助、堀正夫、中村錦司、団徳磨

説明

アコウロウシ/原作:大佛次郎。脚本:小国英雄。音楽:富永三郎。監督:松田定次。東映創立10周年を記念して製作されたオールスター忠臣蔵映画。刃傷から討ち入りまでを華やかに描く。大石が片岡千恵蔵、内匠頭を大川橋蔵、千坂兵部に市川右太衛門、脇坂淡路に中村錦之助、掘田隼人が大友柳太朗に吉良が月形龍之介に堀部安兵衛東千代之介で清水一学が近衛十四郎など東映総力をあげて製作。東映は6年間に忠臣蔵映画を3回製作するほど時代劇王国として映画界をリードした、例えば浅野内匠頭は最初に東千代之介、次が中村錦之助で今回が大川橋蔵と言った具合に2枚目役者が揃っている。敵役の吉良上野介は高家筆頭としてのそれなりの貫録と品格が求められる関係で月形竜之介が2回、進藤英太郎が1回、薄田研二が1回。大石内蔵助は東映では市川右太衛門と片岡千恵蔵の分担。配役に苦慮するほどの役者が揃うのは東映だけ。とはいえ北大路欣也、若山富三郎、山城新伍、伏見扇太郎、黒川弥太郎、品川隆二は出演していない。多門伝八郎には進藤英太郎、立花左近が大河内傅次郎、片岡源五右衛門には山形勲、小林平八郎が戸上城太郎、といった具合に悪役陣が善玉も好演。脇坂の錦之助が印象的な演技。薄田研二が持ち役ともいえる堀部弥兵衛は松竹時代も含め3回目。1961年3月28日~4月8日第一東映、併映「黄金孔雀城」。1961年7月2日~8日銀座東映、併映「警視庁物語十五才の女」。1961年8月11日~14日南東映、併映「忍術大阪城」。1961年12月15日~16日二川銀映、併映「風に逆らう流れ者」。2002年12月の第1回とよはしまちなかスロータウン映画祭で上映。【サイズ:B2】【年代:1961】