博徒斬り込み隊

鶴田 浩二/若山富三郎、丹波哲郎、渡瀬恒彦、工藤明子、渡辺文雄、河津清三郎、今井健二、山本麟一、菅井一郎、諸角啓二郎、地井武男、中田博久、室田日出男、近藤宏、清水元、山岡徹也、八名信夫、小林稔侍、五野上力

説明

バクトキリコミタイ/脚本:石松愛弘・佐藤純彌。監督:佐藤純彌。殺陣:日尾孝司。東北福島が舞台、暴力団壊滅を狙う警察と全国制覇を狙う大日本菊名会の東北進出と地元組織の抗争に巻込まれた刑務所帰りの鶴田浩二がハメタ警察側の銃弾に倒れながらも警察幹部丹波哲郎を撃って死ぬハードボイルド任侠道。若山富三郎がマル暴刑事に扮して組織とヤクザの狭間で鶴田との奇妙な友情を感じる儲け役で渡瀬恒彦は鉄砲玉として序盤で死ぬが登場人物の殆どが死亡する殺伐さ。河津と渡辺文雄の菊名会にはめられて殺された山本麟一組長の葬儀をめぐり菊名会と地元組織が主導権を争い共倒れを狙う警察組織との三つ巴、鶴田が葬儀当日に逮捕されている間に葬儀会場での共倒れで死者200名以上、逮捕者300名以上の捕物となって鶴田が釈放されて飲んでいる酒場で若山も菊名会ヒットマンに殺される。鶴田は単身横浜に出向いて菊名会本部へ会長河津清三郎を殺すが待ち構えていた警察に全滅させられるが瀕死の鶴田が丹波を撃つラスト。「暴力追放」の看板がむなしく写る。佐藤純彌監督のハードボイルド演出が冴える。1971年10月15日〜26日豊橋東映、併映「セックスドキュメント性倒錯の世界」。【サイズ:B2&雑誌広告】【年代:1971】