母の湖

三益愛子/根上淳、船越英二、潮万太郎、浦部粂子、沢村美智子、見明凡太郎、高松英郎、北原義郎、浪曲口演:伊丹秀子

カテゴリー: タグ: , , ,

説明

ハハノミズウミ/原案・浪曲構成:萩原四朗 脚本:笠原良三 音楽:飯田三郎 監督:小石栄一  三益愛子主演の「母」ものシリーズも1954年の正月映画第3弾で登場するほど興行価値が上がる。この作品では看護師に扮して我が子の為に殺人を犯す。浪曲口演は伊丹秀子。昭和11年、加代(三益愛子)は東京共生会病院の産婦人科に若い婦長として勤務。彼女は八年前に今は亡き初恋の人との間に生れた美智子(白鳥みづえ)を母しげ(浦部粂子)にあずけていた。そして医師内藤(見明凡太郎)からの求婚にも応じないで、ひたすら看護婦の道を歩いた。或る夜、病院で若い女が私生児を生んで死んだ。加代はその子晃一(根上淳)を引取り美智子と一緒に母の家で養って貰い、二人の成長を唯一の喜びとしていた。母が死ぬと、加代はまだ幼い二人を連れて上京したが、内藤との仲を嫉妬した総婦長の策謀で職を失う。彼女は薬屋の外交員木村の世話で、同じ外交員として働く事になった。加代の長屋の隣には、屋台の中華そば屋源さん(潮万太郎)が、一人息子の義夫(船越英二)と住み親切にしてくれた。木村は一夜加代に挑んだので、それを拒絶した彼女は職を失う。或る日、晃一の父本田(山内明)が名乗って来たが、加代は追い返すが源さんに説かれ、晃一の幸せの為に本田の許へ帰した。日華事変が拡大すると加代は看護婦として応召し十余年の歳月は流れ、白髪まじりの加代は中共からの引揚船で帰国。音信不通だった美智子(沢村美智子)を探し求めると、彼女は麻薬密輸の秘密を知った為、一味に看視されていた。加代は娘を救おうと思わず拳銃で一味の男一人を殺した。裁判で峻烈な論告をくだす検事は成長した晃一だったが、彼はかつての母親に気づかない。これも今は弁護士となっている義夫の証言で、被告がかつての養母としった晃一はただ愕くばかり。やがて彼らの心からの祝福のうちに、加代は執行猶予となり「終」。1954年1月10日~15日豊橋丸物会館、併映長谷川一夫「獅子の座」。【サイズ:A2】【年代:1954年】