説明
モノシゴト/脚本・監督:君塚匠。音楽:日永田広。永瀬正敏主演。監督の君塚匠は、自らの実体験をもとに“死“というテーマに真正面から取り組む。美大を卒業し、美術館に勤める主人(永瀬正敏)が、大学時代の友人の死を契機に、彼が生前に残した足跡を追いながら、自分自身を見つめ直していく様を静かなタッチで描いていくミステリー。親友の望月が癌で死亡。鎌倉で学生時代の同期だった陽介、朱美、三上、一子、小沼の五人は、葬儀で久しぶりに再会するが距離感を感じる。四十九日の日、学生時代に撮った望月のVTRを見に再び鎌倉へ出向き、そのVTRに映った望月の声のないメッセージを見た陽介は、望月の部屋で真白なキャンバスを見つける。「TO YAYOI/M・M」と裏にサインされたそのキャンバスをもらい受けた陽介は、時間がたつにつれ、そのキャンバスと声のないメッセージが気になり始める。キャンバスの裏に書かれた弥生に会い、望月のことを聞きに行った陽介は、弥生にキャンバスを見せると約束する。弥生に会っていくうちに陽介は、現在同棲している朱美から気持ちが離れていくのを感じ、弥生に「あの絵は僕が完成させる」と告げる。陽介は自分の部屋にこもり絵を描き続けた。様子に心配した朱美は、彼との約束を破り部屋に入っていく。そして絵を見た朱美は、今にも泣きそうな表情でその絵を持って弥生に会い、キャンバスを手渡す。そこには何重にも真赤に塗りつぶされた絵が描かれていた。弥生は陽介に質問したが陽介自身にも理由はわからなかった。ただ、望月が死を直前に何を想ったか、漠然と分かったような気がした。望月が残したVTRの声のないメッセージが分かるかもしれないと思った陽介は、何度もVTRのリプレイを繰り返し、望月の口を読み取ろうとする。それが「ゲンキデ、サヨナラ」と言っていることを知った陽介は、望月が死を覚悟していたことを知る。朱美とも別れた陽介は、望月のVTRを弥生に見せ、彼女のもとからも去って行く。さらに何日かたち、望月の一周忌を迎え、久しぶりに陽介の前に姿を見せた朱美は、彼に「望月を愛していた」と告げる。1991年3月21日公開、豊橋での公開履歴は不明。【サイズ:B2ポスター】【年代:1991年】




