天河伝説殺人事件

榎木孝明/岸恵子、石坂浩二、岸田今日子、伊東四朗、加藤武、大滝秀治、奈良岡朋子、常田富士男、財前直美、岸部一徳

説明

アマカワデンセツサツジンジケン/原作:内田康夫。音楽:宮下富実夫、谷川賢作。監督:市川崑。角川映画15周年記念作品の第二弾。市川崑監督で東宝の金田一シリーズで出演したキャストを起用したが興行はあまり伸びず。奈良県天川村を舞台に能の宗家に起こった跡目争いの殺人事件を、ある一人の紀行ライターを通して描いた殺人ミステリー。能をテーマにした取材の為、吉野の天河神社を訪れた紀行ライターの浅見光彦は、変死体で発見された能の宗家・水上流長老の殺人容疑で逮捕される。すぐに容疑が晴れ釈放された光彦はその後、水上流後継者をめぐる殺人事件に関わってゆく展開。浅見の推理によって、新宿のサラリーマン毒殺事件と長老の死が水上家と深く関わり合っていることが明らかになる。そんな時、能楽堂で和憲が演じるはずの舞台を踏んでいた和鷹が、その舞台上で毒殺。それは『道成寺』の見せ場“釣鐘落とし”での一瞬の出来事だった。浅見は毒殺の小道具に忌まわしい『雨降らしの面』が使われたことを直感するが、その直後から面は消えてしまっていた。聞き込みを続け、浅見は意外な犯人像を掴む。それは天河館の敏子(岸恵子)。哀しみややりきれなさに苦しみながらも、敏子や秀美(財前直美)の前で事件の謎を解明する浅月。敏子は和鷹の実母だった。生後間もない和鷹を宗家にするという約束で水上家に奪われた敏子は、その証しにと『五十鈴』をもらうが、そのことを中学時代の同級生だった川島に知られ、脅された敏子は、和鷹を思うあまり殺してしまう。そのことによって「和鷹を宗家には出来ない」と言った高崎(神山繁)をも殺してしまい、その殺意は和憲へと向かう。和憲の踏むはずだった舞台を和鷹が踏んだことによって、実の子を殺した敏子は、天河神社で行われる薪能の夜に自殺する。1991年3月16日公開、豊橋東映。【サイズ:B2ポスター2種類】【年代:1991年】