スケアクロウ

ジーン・ハックマン、アル・パチーノ/リチャード・リンチ、ドロシー・トリスタン、アイリーン・ブレナン

説明

スケアクロウ/音楽:フレッド・マイロー。監督:ジェリー・シャッツバーグ。ジーンハックマン&アル・パチーノ共演。ヒッチハイクでアメリカを旅する2人の男の友情を描いたアメリカン・ニューシネマの名作。南カリフォルニアの人里離れた路上で出会った短気な男マックスと陽気な青年ライオン。6年の刑期を終えて出所したばかりのマックスは洗車店を始めるべくピッツバーグへ、5年間の船乗り生活を終えたライオンは一度も会ったことのない我が子に会うためデトロイトを目指していた。正反対な性格の2人は出会ってすぐに意気投合し、一緒に行動することになる。監督は「哀しみの街かど」のジェリー・シャッツバーグ。1973年・第26回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるグランプリを受賞。タイトルの「スケアクロウ=案山子」が意味するように、見掛け倒しの頑固者で、夢を掴もうと懸命に努力はするものの、結局は無駄骨に終わってしまうアンラッキーな男たち。そのどうしようもないカッコ悪さ。かすかな希望に人生のすべてを賭けてしまうような愚かさが、どこまでも胸を打つ。南カリフォニアからデトロイトまでの3200キロ。喧嘩っ早い大柄の荒れくれ者と、優しい性格の小柄なおどけ者という対照的な人間が、旅を通じて育む友情と心の触れ合い。距離と移動を必要としない現在。デジタル社会に生きる我々にとって、むしろ「強さ・優しさ・逞しさ」を備えた人間的魅力を感じずにはいられない作品。ラストは、マックスが相棒の異変と真実に気付いた時、ライオンは精神を壊して病院に運び込まれる。マックスは必死に稼いで貯め込んだ事業用の金を、親友の治療費に使うことを決める。そして一人、ピッツバーグに旅立っていく。1973年12月15日~28日豊橋名画座、併映「俺たちに明日はない」リバイバル。【サイズ:B2ポスター】【年代:1973年】