説明
ストレート・アウト・オブ・ブルックリン/製作・脚本・監督:マティ・リッチ。音楽:ハロルド・ホイーラー。19歳にして監督・製作・脚本・主演の4役をこなしたマティー・リッチのデビュー作。ニューヨーク市ブルックリンの中でも特に貧しい人々が暮らしているレッド・フック地区を舞台に、そこに住むある黒人家族を通して、社会的、経済的、人種的問題を集約、苦悩するアメリカの一側面を垣間見せている。しかしながらその語り口は、決して単なる被害者意識のそれではなく、現代アメリカにおける抑圧された黒人社会とそこに生きる人々の生きざまをジャーナリスティックな視点で克明に描いている。アメリカにおける黒人の立場、ひいては人種問題というのがいかに根深く、深刻なものであるのかが観るものの胸に衝撃的に響いてくる。ブラックムービーの傑作の1本。デニスの父レイ・ブラウンは、黒人であるがゆえ長年低賃金の仕事に甘んじてきた。レイは、家族に最低限の生活さえ満足にさせられない不満の吐け口を求め、酒を飲んでは妻のフランキーに暴力を振るっていた。そんな中デニスは、この悲惨な状況から抜け出す為友人たちに危険な現金強奪計画を提案する、現金を手に入れたが仲間は逃げて大金を目の前にした母親はショック入院、父親は麻薬一味に追われて殺害。ブルックリンから逃げてマンハッタンで幸福に暮らす夢は消える。黒人家庭悲劇の1本でトランプ政権下の2026年でも貧富の差と移民にとっては辛いアメリカ社会。1992年11月7日公開、豊橋での公開履歴は不明。【サイズ:B2ポスター】【年代:1996年】




