歌う女歌わない女

テレース・リオタール/バレリー・メレッス、ロベール・ダディエス、アリ・ラフィ、ジャン・ピエール・ベルグラン、サロメ・ヴィミル

説明

ウタウオンナ ウタワナイオンナ/音楽:フランソワ・ベルテメール。製作・脚本・監督:アンエス・バルダ。ヌーベルバーグのアニエス・ヴァルダ監督の代表作。1960年代初めの頃のパリを舞台に17歳の歌手志望の女子学生ポムと、写真家と同棲する二児の母シュザンヌという立場も考え方も違う二人が出会い、中絶・未婚の母など社会の中の女性の問題に女性が声を上げた時代を背景におりなす十数年間の友情の物語。10年の月日が流れ、パリ郊外の小都市ボビニーで開かれた裁判に、避妊と中絶の自由化を求める人々が集まっていた。その中に、今はフォーク歌手の人気者になったポムと南仏イエールで女性のための家族プラニング・センターを開いて活躍するシュザンヌの姿があった。再会のあと、2人は絵葉書をかわす。ジェロームの死後、実家にもどり、タイプをおぼえ、辛い年月を送ったのち、イエールに移ったシュザンヌ。一方のポムはイラン人のダリウス(アリ・ラフィ)と知りあい、イランに行き結婚。イランでのダリウスとの生活は豊かだったが、フランスでは自由人たったダリウスが、イランでは家長そのものになり、ポムは出産を理由にシュザンヌのいるイエールへ向かった。無事出産を終えると、ポムはダリウスに別れを告げ歌の生活にもどるため、女性3人のフォーク・グループ“オルキデー”と巡業の旅に出た。そのころシュザンヌは、ツーロンの町医者ピエール(ジャン・ピエール・ペルグラン)と結婚していた。2年後の夏、シュザンヌとポムは水辺の別荘を借りて、友人や家族たちとバカンスを楽しんでいた。そして、2人は、自分たちが青春をかけて幸福を求めた足どりをふりかえる。1979年1月公開、豊橋では1979年~1981年未公開。【サイズ:B2ポスター】【年代:1979年】