説明
アンナ・パブロワ/脚本・監督:エミーリ・ロチャヌー。音楽:ユージ―ヌ・ドガ。ガリーナ・ベリャーエワ主演。伝説のバレリーナ、アンナ・パブロワ。彼女の幼年期から50歳を越えこの世を去るまで、バレエに捧げたその生涯を切実に綴った伝記映画。帝政ロシアの首都セント・ぺテルブルグ。貧しい家の娘アンナは、母からクリスマスプレゼントとして切符をもらいバレエ『眠れる森の美女』を見て感動。バレエ学校の練習はきつく、当代随一の振り付け師マリウス(P・グーセフ)は、アンナの非凡さに気付く。バレエを通して感情表現のあらゆる方法を学びとっていったアンナ(ガリーナ・ベリャーエワ)は、様々な人たちと出会う。のちに「瀕死の白鳥」の振り付け師となる少年フォーキン。そして、セルゲイ・ディアギレフ(V・ラリオーノフ)。天才興業師の名をほしいままにしていたディアギレフはロシアバレエの国内のみならず、全世界制覇を狙っていた。以前から、アンナに援助を申し出ていた熱烈なファンのダンドレ(ジェームズ・フォックス)も、フォーキンと同様に彼女に愛をうちあける、彼女の答えは「一生、バレエという主人にしかつかえることができない」。1909年、ヨーロッパ芸術の潮流を変えた、ロシアバレエ団のパリ公演の日。20世紀を代表する芸術家たちが次々に登場しつつあったパリ。ニジンスキーとパブロワのコンビのバレエは幕が開くと同時にセンセーションを巻きおこす。ダンドレが汚職の嫌疑で拘束され、アンナは全財産を投げうって救出し、ダンドレは生涯をアンナに捧げ、マネージャーとして全世界ツアーを企画。ニューヨーク公演を終え、1914年にはドイツ公演に廻ったパブロワ一座。その公演中に、オーストリア皇太子がサラエボで殺された。第一次大戦の勃発である。ロシアとドイツとの開戦。東洋公演で日本、中国、インドへと足を運び、ついにアンナは病に倒れる。1984年10月公開だが豊橋での公開履歴は不明。【サイズ:B2ポスター】【年代:1984年】