デッドロック

スチュワート・グレンジャー/ジーン・シモンズ、ビル・トラバース、ベリンダ・リー、ロナルド・スクワイア

説明

デッドロック/原作:W・W・ジェイコブズ。音楽:ベンジャミン・フランケル。監督:アーサー・ルービン。スチュワート・グレンジャー&ジーン・シモンズ共演。ロンドン、妻の急死をひそかに喜ぶ主人スティーブン・ローリー(スチュワート・グレンジャー)の姿に不審を抱いた女中のリリー(ジーン・シモンズ)は主人の部屋で毒薬を見つけスティーブンを脅迫。リリーを家政婦にするが、発覚をおそれたスティーブンは口止め策としてリリーを自分の女にする。彼は富豪の娘エリザベス・トラヴァース(ベリンダ・リー)との結婚を望んでいたのでリリーをなんとかしてまるめこまなければならなくなった。身の危険を感じた彼女は一部始終を書いた手紙を姉夫婦のもとに送っていた。スティーブンはある霧の夜、街路で彼女を殴殺しようとしてまちがって他の女を殺してしまう。帰宅したスティーブンの外套についていた血からこれもリリーの知るところとなり彼は再び彼女に殺人の証拠を掴まれる。路上に落したステッキからスティーブンは嫌疑をかけられやがて裁判となったがエリザベスの頼んだ弁護士やリリーの証言のおかげで無罪。リリーが姉夫婦に送った手紙を取り戻したいと考えたが、手紙はならず者の姉の夫に。スティーブンは妻を殺した毒薬を自分が少しずつ飲む計画を立てる。彼の体は日毎に衰弱して行った。ある夜苦しむ男を見てリリーは5分後には必ず医者を連れて来るといって家を出た。その後で毒薬を大量に飲んだ。これだけ飲んでも5分後に医者が来れば命は助かる。そして毒薬の壜をリリーの部屋にいれておけば彼女が自分を殺そうとしたことになり妻も彼女に毒殺されたことになるだろうとスティーブンは考えた。医者は来ない。リリーは姉に渡した例の手紙のことから警察に呼ばれ医師をつれ帰宅した時にはスティーブンは瀕死の状態。臨終のかれの言葉からすべてが判明しリリーも偽証罪で拘引されるシマラナイお話。1955年8月公開だが豊橋では1955年~1958年まで未公開。【サイズ:B5パンフ&中面】【m年代:1955年】