殺人者

バート・ランカスター/エヴァ・ガードナー、エドモンド・オブライエン、アルバート・デッカー、ウィリアム・コンラッド、チャールズ・マグロ―

説明

サツジンシャ/原作:アーネスト・ヘミングウェイ。音楽:ロージャ・ミクロ―ジュ。監督:ロバート・シオドマク。バート・ランカスター主演。ヘミングウェイの短編小説『殺し屋』を基にした犯罪ドラマ。ある町にやってきた殺し屋によって、一人の男が殺される。保険会社の調査員は、その男の過去を調べる。殺し屋の来訪を知りながら、従容として死んでいった男の過去を回想形式で描く。後にドン・シーゲルにより「殺人者たち」としてリメイク。小都市ブレントウッドのガソリン・スタンドに勤めるスウェード(バート・ランカスター)という男が、ある日2人の刺客のために射殺される。保険会社調査員リアダン(エドモンド・オブライエン)が興味を持ち拳闘練習場へ調査。結果、スウェードはボクサーであり、窃盗罪で3年の刑をうけたことが判明。当時の担当刑事ルビンスキーから、スウェードは以前ルビンスキーの妻リリーと恋仲だったが、暗黒街のボス、コルファクス(アルバート・デッカー)の情婦キティ(エヴァ・ガードナー)に心をひかれてから、リリーを捨て、その後罪をかばって、入獄。獄中でスウェードと一緒だった老人チャールズトンに会ったリアダンは、スウェードが出獄後、コルファクス一味と一緒に帽子会社の給料強奪に参加して裏切られ、その腹いせに盗んだ金を全部取って逃亡。スウェードの下宿に金を探しに来たダムダムという男と逢い、コルファクスとキティが結託してすべての仲間を裏切ったという事情を推察し、キティを探し出して彼女がスウェードをおとし入れたことを聞き出した。リアダンは危うくコルファクスの刺客に殺されるところを逃れ、刑事とともにコルファクスの家に急行すると、ダムダムが死んでおり、彼に射たれたコルファクスも虫の息だった。コルファクスの死に際の告白により、すべては彼とキティの共謀であり、その秘密を知るスウェードを殺し、リアダンにも刺客をさしむけた。キティはコルファクスに自分の潔白を証言してくれと頼むが、彼は何も言わずに死に、彼女は警察に逮捕される。1946年製作だが豊橋では1953年公開。1953年6月11日~17日豊橋第一映画劇場、併映「大菩薩峠第2部」。【サイズ:B5パンフット】【年代:1953年】