アクシデント

ケリー・キーン/ダニエル・パイロン、ソウル・ルビネッツ、コリーン・デユーハースト

説明

アクシデント/原作:トム・オルダーマン。脚本:ダグラス・ボウイ。音楽:ジャン・アラン・ロッセル。監督:ロビン・スプライ。交通事故が招く人間ドラマ。スケートボード大会に出場した12歳のアレックスは、母親ダイナの目の前で車にはねられる。車の運転手は不慣れな場所で地図を片手に運転しており、ダイナの叫び声を聞いて動転し、アレックスを数百メートル引きずった末に逃げ去っていった。昏睡状態のままアレックスは死亡。そこへ駆けつけるダイナの離婚した夫弁護士マックス(ダニエル・パイロン)。かつての夫婦は協力して犯人の行方を追う。マックスは法的手続きをとり、ダイナは犯人を必死で捜した。犯人はニューヨークで会社を経営するオーエン・ヒューズ(ソウル・ルビネック)であると判明。ひき逃げは当然犯罪なのだが、それが故意のものでない限り、カナダで起きた事故の加害者を他国から強制的に召喚することはできない。ヒューズを有罪にするにはアメリカの法廷で有罪を立証するか、犯人を自発的にカナダへ出頭させるしかない。夫に見切りをつけたダイナは脅迫電話や壁の落書きなどあらゆるいやがらせの手段を使って、ヒューズを法の場に引き出そうとする。アメリカでの法廷がようやく開かれるが、結果は単なる過失罪。残る手段は彼をカナダの法廷で裁かせるしかない。ダイナはオーエンの子供を誘拐。無邪気な子供を目にした彼女は自分の行為の愚かさを知り、子供を返す。復讐心を捨て、再び共に生きることを誓い合ったダイナとマックスが家の前で目にしたのは、家庭崩壊し罪悪感に苦悩するヒューズの浮浪者同然の姿であった。1992年1月公開、豊橋では未公開。【サイズ:B2ポスター】【年代:1990年】