説明
テイコウノウタ/ 脚本・監督:トーリ・ヤンコビッチ。音楽:ボイスラフ・コスティッチ。戦争中のユーゴスラビアの子供たちを主人公に、詩的な描写の中に反戦への激しい意志を示した作品。1941年、第二次大戦最中のユーゴスラビア。ドイツ軍占領下の町では十数名の子供たちが靴みがき等をして生活している。だが、パルチザンの抵抗によって苦戦を強いられるドイツ軍は、ユーゴ人であるという理由だけで幼い彼らにまで銃を向ける。涙の中にも子供らしいユーモアと夢が散りばめられているが、あまりにも悲劇的なラストは大きく胸を打つ。これがノンフィクションである事を知ればなおさらである。赤いケシの咲き乱れる中で絶命している少年のシーンが強く印象に残る。キャッチ「戦火の四季にほころぶおさない笑顔を、、、、。汚れなき花々を、、、、。その靴音が荒々しく踏みにじった!」。1970年11月7日~27日広小路スカラ座、併映「ガラスの部屋」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1970年】