三人姉妹

ファ二-・アルダン/グレタ・スカッチ、バレリア・ゴリノ、ペーター・シモニスチェク

説明

サンニンシマイ/脚本・監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ。音楽:フランコ・ピエルサンティ。女流監督マルガレーテ・フォン・トロッタがチェーホフの名作にヒントを得てそれぞれの人生を生きる美しい三人の姉妹の過去と未来を描く人生模様。北イタリアの小さな大学都市パヴィア。一年前の大学紛争の際に父親を射殺された三人姉妹の長女ヴェリア(ファニー・アルダン)は、父が学長をしていた大学で教鞭をとる女性解放運動家である。彼女は同じ大学で天体物理学を教えるために10年ぶりに帰国した父の愛弟子マッシモ(ペーター・シモニシェック)に恋をしていた。次女のマリア(グレタ・スカッキ)は喜劇俳優のフェデリコ(パオロ・ヘンデル)と円満な結婚生活を送っていたが、何か物足りないものも感していた。18歳になったばかりの末娘サンドラ(ヴァレリア・ゴリノ)は、医学部入学を控え勉強に余念がない。時が過ぎ音楽家を志していたヴェリアの弟ロベルト(セルジオ・カステリット)は、恋人のサブリナ(アニエス・ソラル)と結婚し、銀行員になっていた。ヴェリアの愛をマッシモは気付いてはいたが、彼の妻エリカ(ギラ・フォン・ヴァインターハウンゼン)を傷つけたくないヴェリアは、今以上の深い関係に踏み込めないでいた。そのうちマッシモは、マリアと愛しあうようになってゆく。第41回カンヌ国際映画祭コンペ部門ノミネート。1989年11月25日公開、ホリデイ・イン・シアター。【サイズ:B2ポスター】【年代:1989年】