説明
オール・ザ・キングスメン/原作:ロバート・ペン・ウォーレン。脚本・監督:スティーヴン・ザイリアン。音楽:ジェームズ・ホーナー。ショーン・ペン主演。 ロバート・ペン・ウォーレンのピュリッツァー賞受賞作を映画化した政治ドラマ。政治の腐敗に憤り知事選に名乗りを上げた理想に燃える一人の男が、いつしか自らも悪の道へと落ちていく姿を描く。 1949年、ルイジアナ州メーソン市。郡の出納官を務める実直な男ウィリーは、小学校建設に絡む役人の汚職を告発して逆に自分が職を追われるハメに。上流階級出身の新聞記者ジャック(ジュード・ロウ)は、そんなウィリーに興味を抱き交流を持つ。やがてその小学校で欠陥工事が原因の事故が起こり、ウィリーは一躍注目の存在となる。それに目を付けた州の役人タイニーに担がれ、知事選に出馬するウィリー。対立候補の票を割るためのタイニーの策略だった。真相をジャックから聞かされたウィリーは、演説原稿を破り捨て、自分の言葉で聴衆に語り始めた。この演説が貧しい人々の心を打ち、ウィリーは地滑り的勝利を収め、知事の座を射止める。州知事就任後のウィリーは、貧しい人々の熱烈な支持を受けながら、大企業や上流階級の利益を代表する議会や州裁判所とは対立し、上流階級からは冷笑的な扱いを受ける。大企業や上流階級が議員を買収して州知事を弾劾する動きがあると知ったウィリーは、弾劾支持を表明したアーウィン判事を訪ね、翻意を迫る。アーウィン判事はジャックの名付け親。アーウィンの決意が固いことを知ったウィリーは、彼の翻意を迫れるスキャンダル探しをジャックに命じる。人気取りのため自分の名前を冠した新設の病院院長に人格者として有名な人物の息子アダム・スタントンを当てるが、彼はジャックの幼馴染で親友であり、恋人だったアンの兄であった。ウィリー州知事の政治的な駆け引きのため、ジャックは名付け親のアーウィン判事への脅迫や、幼馴染のアダム・スタントンとアンの兄妹を利用する。1949年同名の作品がありこちらは第22回アカデミー賞受賞している。2007年4月7日公開、ユナイテッドシネマ豊橋18。【サイズ:B2ポスター】【年代:2007年】