説明
ブラボートリデノダッシュツ/原作:フィリップ・ロック、マイケル・ペイト。脚本:フランク・フェントン。音楽:ジェフ・アレクサンダー。監督:ジョン・スタージェス。ウィリアム・ホールデン主演の西部劇の要素がたっぷり詰め込んだアクション西部劇の佳作。 南軍の捕虜が収容されているブラボー砦を、カーラ(エリノア・パーカー)という女性が訪れた。隊長の娘を訪ねてきたというふれ込みだが、実は南軍捕虜で婚約者のマーシュ大尉を脱走させるために乗り込んできたのである。捕虜を監督しているローパー大尉(ウィリアム・ホールデン)はカーラの手管にのり、マーシュの脱走を許してしまう。ブラボー砦から脱走者たちを追いかけ逮捕したのもつかのま、インディアンの大軍が彼らを襲う。ここからがこの作品の見せ場となる。くぼ地を陣地にして7名の騎兵隊は持久戦体制を構える。インディアンは波状攻撃、最初は何度も槍を投げて走り去る、こうして出来上がった槍の柵にめがけて崖上から空に向かってインディアンが矢を放ち不気味な音を立てて、雨のようにくぼ地に降り注ぎ、騎兵隊は次々に死んで最後はホールデンとパーカーの二人だけ残る。あわや全滅という時に騎兵隊が救助に掛けつけ何とか助かる。ジョン・スタージェス演出の日本デビューはその名をアクション監督として有名になり、やがて「ゴーストタウンの決闘」「OK牧場の決闘」「ガンギルの決闘」「大脱走」「荒野の七人」「墓石と決闘」など史上名高い作品を演出する。1954年5月15日~24日豊橋大劇、併映「黒騎士」。1956年5月17日~23日豊橋メトロ劇場、併映「ポロディガル」。1963年1月3日~9日駅前日活、併映「スパルタ総攻撃」。【サイズ:B5キネマ旬報広告】【年代:1954年】