説明
センリャククウグンメイレイ/原作:バーン・レイジュニア。脚本:ヴァレンタイン・デイヴィス。音楽:ヴィクター・ヤング。行進曲:ヴィクター・ヤング。空中撮影:ポール・マンツ。監督:アンソニー・マン。「ウィンチェスター銃’73」「遠い国」「怒りの河」「雷鳴の湾」「裸の拍車」「グレン・ミラー物語」で名匠アンソニー・マンが監督とジェームズ・スチュワートコンビでの7本目の作品は航空ドラマ。実際に空軍大佐の肩書きを持つジェームズ・スチュワートが主人公を演じ、ハスキーボイスが印象的なジューン・アリソンが身重の妻を演じる。このコンビは「グレン・ミラー物語」でも夫婦役を演じていて自然体に演じている。アメリカ空軍組織の一部門である「SAC」の名称をそのまま映画名に採用した空軍宣伝映画としての「航空+夫婦愛」ドラマの佳作で、空軍全面協力により実現した航空映像が最大の見せ場。セントルイス・カージナルスのベテラン三塁手:ダッチに空軍復帰の招集がかかる。空軍に新たに創設された「SAC」(戦略航空軍団)に配属されたダッチは、いくつもの特殊な訓練を終え、アラスカ往復飛行、グリーンランドへの耐寒試験飛行、そしてアメリカ本土から日本の横田基地を目指す長距離飛行に挑んでゆくという物語。登場する航空機はBー36長距離戦略爆撃機、ダグラスCー124Cグローブマスター大型輸送機、Bー47Bストラトジェット爆撃機、ボーイングKCー97G輸送機(B29改造)、ロッキードT-33A戦闘機など。ヴィスタビジョン総天然色、112分。1955年9月4日~12日メトロ劇場、併映「欲望の砂漠」。【サイズ:B5パンフレット】【年代:1955年】