説明
テントチ/脚本・監督:オリバー・ストーン。音楽:喜多郎。オリバー・ストーン監督が描く「プラトーン」「7月4日に生まれて」と並ぶベトナム戦争3部作。ベトナム戦争をくぐり抜けてきた実在の人物レ・リー・ヘイスリップの真実の物語。1949年、フランス領インドシナ。ベトナム中部の小さな村キーラで、貧しい農民夫婦に女の子が生まれた。彼女の名はレ・リー・ヘイスリップ。物語は、ゲリラから娼婦となり、アメリカ軍人(トミー・リー・ジョーンズ)と恋に落ちて渡米。異なる文化圏での新生活ではトミーが戦争後遺症で酒浸りとなり離婚。海兵隊をクビになり、結婚生活も仕事も失ったことになったスティーヴは絶望する。レ・リーは僧侶と話し合い、スティーヴを赦しやり直す気になるが、スティーヴが子供たちを連れ去ってしまう。レ・リーはスティーヴに戻ってくれるよう必死に語りかけるが、スティーヴは自殺。レ・リーは一人で子育てをしながら既に不動産業と飲食業を成功させ富を築いていく。レ・リーは息子三人を連れて13年ぶりにベトナムに戻り、再び故郷の地で慎ましく暮らす母親や兄たちと再会する。レ・リーは母親や兄たちが戦後の混乱の中、飢餓状態の中で生きてきたことを知り胸を痛める。それでも母親は過去を乗り越え、素晴らしい女性になったとレ・リーを抱きしめる。村の死者達に祈りを捧げるレ・リーは、戦争と平和、アメリカとベトナム、常にその狭間に立たされてきた自分の運命をようやく受け入れていく。ここまで波乱万丈の40年以上が経過していた。143分。1993年12月25日公開豊橋ピカデリー。【サイズ:B2ポスター】【年代:1993年】