説明
ハタモトグレンタイ/原作:村上元三「大久保彦左衛門」。脚本:伊藤大輔、山根慶一郎。音楽:鈴木静一。監督:福田晴一。高田浩吉と近衛十四郎が東映へ移籍した後の松竹時代劇メンバーオールスターが集結した作品。旗本の次男、三男坊がぐれて江戸で厄介者となる世相を背景にした時代劇だがシリアスか喜劇性を狙うのかが中途半端。大久保彦左衛門が柳永二郎、一心太助が名和宏、駿河大納言忠長に片岡彦三郎、明智十三郎や小笠原省吾など新東宝組も多いのが特徴。二十年ぶりに母と対面した左門(田村高廣)は驚くべき事実を知る。将軍家光の乳母春日の局(毛利菊枝)の密使として忠長の謀叛を調査したお仙(浅茅しのぶ)は、その事実なしと報告しお仙は忠長のお手付となり一子を生む、内記(須賀不二男)が忠長を使って幕府転覆を企んでいた。左門を慕う小鶴(北条喜久)はお仙刺殺の密命を受けていた。左門は非運の家名を犠牲にして忠長や母を救う決心をした。彦左は忠長救助に乗りだし、お仙救出に一宮玄蕃(明智十三郎)を隊長とする彦左の食客浪人隊を派遣。決意を同じくする山犬組と左門らは、お仙を連れて江戸に向う。1961年1月3日〜8日豊橋松竹、併映「新二等兵物語 めでたく凱旋の巻」。1961年9月27日〜30日千歳劇場、併映「花の一本背負い」【サイズ:B2&時代映画広告】【年代:1960】