新幹線大爆破

高倉健・宇津井健/千葉真一、丹波哲郎、竜雷太、宇都宮雅代、多岐川裕美、志穂美悦子、藤田弓子、青木義朗、川地民夫、田中邦衛、郷瑛治、山本圭、織田あきら

説明

シンカンセンダイバクハ/脚本:小野竜之助、佐藤純弥。音楽:青山八郎。技闘:日尾孝司。監督:佐藤純弥。東京・博多間を走る新幹線に仕掛けられた爆弾をめぐり、犯人グループと捜査当局の対決を描いた高倉健と宇津井健の「ふたり健さん」主演でオールスターキャストでのサスペンス映画。1990年『スピード』を15年ほど前に先取りした作品。約1500人の乗客を乗せたひかり109号、博多行は9時4分に東京駅19番ホームを発車した。列車が相模原付近で、国鉄本社公安本部に109号に爆弾を仕掛けたという電話。特殊装置を施したこの爆弾はスピードが80キロ以下に減速されると自動的に爆発する。犯人は立証するために札幌近郊の貨物列車を爆破する。完璧な爆破計画は、不況で倒産した精密機械工場の元経営者・沖田哲男(高倉健)、工員の大城浩(山本圭)、そして元過激派の闘士・古賀勝(織田あきら)によるものであった。そして沖田は500万ドルを国鉄本社に要求。運転指令長の倉持(宇津井健)は、運転士の青木(千葉真一)に事件発生を連絡、警察庁の須永刑事部長、公安本部長の宮下を招集し対策本部を設置。国鉄側が沖田の要求に応じたために、大城が500万ドルを受け取りに向ったが、パトカーの執拗な追跡に事故死。仲間を失った沖田は単身、捜査本部と虚々実々の掛け引きを展開し、沖田は巧妙な手口を駆使して500万ドルを手に入れる。しかし古賀は、貨物爆破の現場に残したタバコから身許が割れ、沖田を逃すために自爆した。沖田は、捜査本部に爆弾除却方法を記した図面が喫茶店サンプラザのレジにあることを知らせ、変装、偽名を使って海外旅行団の一員として羽田に向う。その喫茶店が火事になり、図面が焼失。捜査本部はTVで必死に沖田に呼びかけたが、反応はなかった。緊迫した捜査本部に、制限速度ぎりぎりで走る109号を外から撮影したフィルムが届けられた。そのフィルムから爆弾装置の箇所が判明された。早速、爆弾の仕掛けられた位置の床を焼き切るために109号と並行して別の新幹線を走らせ、酸素ボンベと溶接器を運び入れ、爆弾除去に成功。沖田は羽田国際空港で張り込む刑事たちの目を逃れて搭乗しようとしたが、刑事たちが連れて来ていた息子の賢一が沖田に声をかけたために見破られ追って来た刑事たちに射殺される結末の152分。流石に国鉄は撮影協力を拒否している。2009年第8回とよはしまちなかスロータウン映画祭で宇津井健さんゲストで上映。1975年7月5日~25日豊橋東映、併映「ずうとるびの前進・前進 大前進」、12日~25日「新仁義なき戦い」の3本立て上映。【サイズ:B2ポスター&スチール】【年代:1975年】