説明
アンデルセンドウワニンギョヒメ/脚本:大藪郁子、小山内美江子。音楽:平吉穀州。主題歌:大杉久美子。監督:勝間田具治。1975年3月の東映まんがまつりのメイン作品として製作。68分。アニメ映画化するにあたり、原作では名前が無い「人魚姫」と「王子」にそれぞれ「マリーナ」と「フィヨルド」と名付け、アニメオリジナルキャラクターとしてイルカのフリッツを加えた。またデンマークでロケを行い、その実写映像を物語導入部の演出に用いた。現在では当たり前の光景は1975年当時では稀な撮影だった。海の生き物たちが平和に暮らす海の楽園・海底王国。五人の姉を持つ人魚の姫マリーナは姉妹の中で最も好奇心が強く、王国で一番の美しい歌声を持っていた。彼女は親友のイルカ・フリッツと遊んでいる最中に、美しい人間の王子フィヨルドと出会う。嵐に襲われて海に投げ出された王子を救って以来、彼のことをどうしても忘れられないマリーナは、人間に姿を変えて彼の元へ行こうと決意する。しかし、彼女には哀しい運命が待ち受けていた。東映動画アニメ映画で女性初の作画監督を務めた奥山怜子は、本作を以て東映動画を退社。同時期の東宝チャンピオンまつりでは「メカゴジラの逆襲」「新八犬伝」「アルプスの少女ハイジ」「アグネスからの贈り物」等で対抗。1975年3月21日~4月4日豊橋東映、東映まんがまつり、併映「グレートマジンガー対ゲッターロボ」「仮面ライダーアマゾン」「がんばれ!ロボコン」「魔女っ子メグちゃん」。【サイズ:B2ポスター】【年代:1975年】