薄桜記

市川雷蔵/勝新太郎、真城千登勢、北原義郎、島田竜三、千葉敏郎、伊沢一郎、須賀不二男、清水元、荒木忍、伊達三郎

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説明

ハクオウキ/原作:五味康佑。脚本:伊藤大輔。音楽:斎藤一郎。監督:森一生。五味康祐の同名小説を「ジャン・有馬の襲撃」の伊藤大輔が脚色し「若き日の信長」の森一生が監督。高田馬場の決闘から吉良邸討ち入りまでの赤穂浪士の物語を背景に、一人の剣豪が悲劇に巻き込まれていく姿を描く忠臣蔵外伝。数ある市川雷蔵作品157本の中でも傑作の誉れ高い一本。物語は吉良邸討ち入りに向かう堀部安兵衛の回想から始まる。丹下典膳(市川雷蔵)は高田馬場での決闘へ向かう途中の中山安兵衛(勝新太郎)と出会った。安兵衛の相手が自分と同門の知心流と知りその場を離れる典膳だったが、同門を見捨てたとして師匠から破門を言い渡される。典膳は千春という女性と結ばれるが、留守中に知心流の門弟五人により千春を陵辱されてしまう。五人組に復讐するため、典膳は浪人となり千春と離別し、千春の兄に斬られ片腕を失った。安兵衛は主人である浅野内匠頭の仇討ちのため吉良邸への討ち入りを計画。一方、典膳は吉良家に迎え入れられていた。雷蔵の魅力となる虚無感を最初に表現した意欲で1961年「大菩薩峠」1962年~1963年「剣」「剣に賭ける」「剣鬼」「眠狂四郎」シリーズへと続く。1969年雷蔵逝去により松方弘樹が大映に出向して最初に撮ったのがリメイク「秘剣破り」で本郷功次郎と共演した。1959年12月13日~22日丸物会館、併映「闇を横切れ」。1960年5月1日~5日千歳劇場、併映「三羽烏三代記」。【サイズ:B5 時代映画広告】【年代:1959年】