説明
モモタロウザムライ/原作:山手樹一郎。脚本:八尋不二。音楽:斎藤一郎。「ゼンダ城の虜」に想を得た山手樹一郎による同名小説の2度目の映画化で最初は1952年大映、衣笠貞之助監督・長谷川一夫&大河内傅次郎主演による「修羅城秘聞」2部作。市川雷蔵が凄腕の浪人・桃太郎と丸亀藩の若殿の2役を演じる。若殿暗殺と身替りや変装、女スリと腰元との恋のさや当て、堺駿二や河津清三郎ら充実した脇役陣など、見所たっぷりの娯楽時代劇で市川雷蔵の印象度が増した作品。敵役の若木藩乗っ取りを謀る伊賀半九郎には河津清三郎。1960年第二東映里見浩太郎主演で2部作、1963年に大映本郷功次郎&若山富三郎でリメイク。1970年代にテレビ時代劇で人気を博した高橋英樹主演「桃太郎侍」へと続く大衆人気小説。1960年東映テレビ時代劇で若杉恵之介が演じたこともある。1957年12月22日~27日丸物会館、併映「空飛ぶ若武者」。1958年6月14日~18日千歳劇場、併映「ただいま零匹」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1957年】