折鶴さんど笠

高田浩吉/嵯峨三智子、伊吹友木子、三橋美智也、北上弥太朗、市川小太夫、須賀不二男、大邦一公、市川男女之助

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説明

オリヅルサンドガサ/原作:陣出達朗。脚本:鈴木兵吾、本山大生。音楽:奥村一。監督:福田晴一。主題歌:高田浩吉。高田浩吉主演の股旅時代劇。故郷の潮来へ、闇討にあった父の仇を討つため旅に出た折鶴の秋太郎は五年振りで帰る。草鞋を脱いだ亡父の兄弟分藤蔵(市川小太夫)はたった一人の子分捨松(三橋美智也)と細々と遊女屋をやっている。仇の猪之松は中風で跡をついだ重三郎(須賀不二男)だけが一人悪業を振っていた。道中、お美津(伊吹友木子)という娘と道連れになるが、彼女は藤蔵の家で働くお浦(嵯峨三智子)の妹で、危篤の父に会わせるため、村人が工面してくれた五十両の身請金を持って来た。その五十両はお浦に言寄っていた重三郎の手で奪われ、お美津の美貌に眼をつけた彼はお浦の代りにお美津がここに残ればお浦を父に会わせてやるという。お美津は姉に代って残った。彼女は帰途重三郎に監禁されたのだ。そんなことは知らぬお美津は、重三郎の迎えの駕籠に泣く泣く乗ったが、途中秋太郎の手で救われた。町中があやめ祭に沸立つ頃、重三郎の悪企みの全てを知った秋太郎は喧嘩支度も凛々しく、単身重三郎の家へ乗り込む。そこには一人猪之松が立つことも出来ず両手を合わせて助けを乞うていた。彼は父の仇を許した。そして重三郎たちの待つ果し場へ向かうが既に一足先に飛出して来た捨松が必死で闘い駈けつけた秋太郎は重三郎一家を倒す。1957年5月15日~28日豊橋松竹、併映~21日「天使の時間」、22日~28日「伝七捕物帖美女蝙蝠」。1958年1月3日~8日千歳劇場、平家「大当たり三色娘」。【サイズ:B5時代映画広告】【年代:1957年】