説明
スコルピオ／脚本：ジェラルド・ウィルソン、デヴィッド・リンテルズ。音楽：ジェリー・フィールディング。監督：マイケル・ウィナー。大ヒットした１９７４年「狼よさらば」で知られるマイケル・ウィナー監督が、アメリカのバート・ランカスター、フランスのアラン・ドロン、そしてイギリスのポール・スコフィールドという国際色豊かな豪華キャストを揃えて挑んだスパイ・サスペンス。国家の安全や政治的イデオロギーといった大義名分のもとに個人を利用し、必要がなくなればいとも簡単に抹殺してしまうCIAやKGBといった国家組織の卑劣さを通して、巨大権力の傲慢さや恐ろしさを浮き彫りにする。雰囲気も全体的に暗くて重苦しいので、痛快な娯楽アクションを好む向きには退屈に感じられる。ランカスターとドロンは「山猫」以来の共演。ランカスターはＣＩＡエージェントで二重スパイ、ドロンは弟子の殺し屋で師匠暗殺を命令されるが終盤に相対する事になるがＣＩＡの非情さが浮き立つラスト。。１９７４年３月１日～２２日豊橋名画座、併映ユル・ブリンナーＳＦ「ウエスト・ワールド」。【サイズ：Ｂ２】【年代：1974年】
