ネバーセイ・ネバーアゲイン

ショーン・コネリー/マックス・フォン・シドー、クラウス・マリア・ブランダウアー、バーバラ・カレラ、キム・ベイシンガー、バニー・ケイシー、エドワード・フォックス、ローワン・アトキンソン

説明

ネバーセイ・ネバーアゲイン/原作:イアン・フレミング。脚本:ロレンツィオ・センフル・ジュニア。音楽:ミシェル・ルグラン。主題歌:ラニー・ホール、監督:アーヴィン・カーシュナー。「007/サンダーボール作戦」をリメイク。イアン・フレミング著「サンダーボール」(早川ポケットミ・ステリ)の映画化権を持つケヴィン・マクローリーが、その権利をジャック・シュワーツマンに売り、シュワーツマンが製作。そして「007/ダイヤモンドは永遠に」以来12年ぶりにショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じていて、ロジャー・ムーアの「007/オクトパシー」と同年公開されて新旧ジェームズ・ボンド対決と騒がれた。結果的にはロジャー・ムーア版が興行では上回った。犯罪組織スペクターによるNATOの核ミサイル強奪事件が発生。特命を受けたジェームズ・ボンドはバハマに急行し、スペクター幹部・ラルゴの愛人との接触を図るが、そこにはスペクターの罠が待ちかまえていた。ボンドはCIA局員らと中に潜入して、スペクター一味と闘う。逃げ出したラルゴとボンドは海中で争い、ボンド危うしという時、ドミノの放った水中銛がラルゴに命中。ミサイルの爆破装置も解除されて平和が戻る。本作には、シリーズのトレードマークとなるシークエンスやジェームズ・ボンドのテーマ、ケン・アダムの美術、そしてジョン・バリーの音楽がない。又本作にアクション映画としての爽快感もあまりなく、52歳の中年スパイボンド=ショーン・コネリーの熟年と美しいロケーションの数々に音楽を楽しむ大人の007。1983年12月10日公開、広小路みゆき座(スカラ座地下)、併映「グレートハンティング84」。【サイズ:B2&B5チラシ・東愛知新聞1984年1月3日広告、パンフレット】【年代:1983年】