007は二度死ぬ

ショーン・コネリー/丹波哲郎、浜美枝、若林映子、チャールズ・グレイ、ドナルド・プリザンス、カリン・ドール、ロイス・マクスウェル、バーナード・リー、佐田の山、琴桜、富士錦

説明

007ハニドシヌ/原作:イアン・フレミング1964年「007号は二度死ぬ」。脚本:ロアルド・アール。音楽:ジョン・バリー。主題歌:ナンシー・シナトラ。監督:ルイス・ギルバート。ショーン・コネリー主演の007シリーズ第5作は日本ロケ。米ソの宇宙ロケットが、次々と行方不明になるという事件が発生した。事件の背後にスペクターの影を見いだした英国情報部は、真相究明のため、ジェームズ・ボンドを日本に派遣する。日本の情報部局長、タイガー田中(丹波哲郎)の助けを得て、ボンドはスペクターの秘密基地に潜入する活劇編。SF的な要素とスケール大きくなった分荒唐無稽さも目立つ。主なロケ地は蔵前国技館、ホテルニューオータニ、東京地下鉄、国宝姫路城、南薩摩市、霧島山など。1966年当時忍者の訓練場として撮影していた時に国宝姫路城の土塀を傷めてニュースとなった。アキ島の火口湖の底に敵の秘密基地を発見したボンドは、単身基地に潜入し捕えられていた米ソの宇宙飛行士たちを助けたが、妨害ロケットの発射をくい止めることはできなかった。敵は強大な国際犯罪組織スペクターの一号ブロフェルド(D・プリーゼンス)だった。その時田中の指揮する特殊部隊がなだれこみスペクターとの激闘が展開された。ボンドはロケットのコントロール・ルームに飛び込み妨害ロケットの爆破装置を押した。今はこれまでと覚悟を決めたブロフェルドは秘密レバーを引いた。火山全部が吹っ飛ぶような大爆発。日本ロケと並行して東宝の浜美枝・若林映子、第50代横綱佐田の山や琴桜、富士錦が出演している。配収は6億8千万円で日本国内では8億円稼いだ「黒部の太陽」に次いで第2位。因みに第3位が5億円の「グランプリ」「プロフェッショナル」と続く。1967年9月30日~11月22日豊橋名画座、最初の1カ月はロードショー公開して2カ月目から2本立て。併映10月28日~11月6日「砂漠の反逆者」、11月7日~17日マカロニウエスタン「ガンファイターが帰って来た」。11月18日~22日「荒野のアパッチ」。1968年2月17日~3月1日松竹ロキシー、併映007大会「007サンダーボール作戦」。【サイズ:B2&スクリーン記事】【年代:1967年】