囁く死美人

川崎敬三/万里昌代(二役)、浜田ゆう子、中条静夫

説明

ササヤクシビジン/原作:原田光夫。脚本:日白一夫。音楽:土橋啓二。監督:村山三男。病院令嬢(浜田ゆう子)との結婚話と出世欲に目が眩む青年医師(川崎敬三)が邪魔になった恋人看護婦(万里昌代)を殺して自殺偽装し、結婚するが殺した筈の看護婦の亡霊に悩まされ、次第に狂っていく過程を描くホラーサスペンス。医師の菅(川崎敬三)は看護婦不二子(万里昌代)から妊娠した事を告白される。菅は「おろせ」と言うが、不二子は院長に自分たちの関係をバラすと言って階段を駆け上る。菅は不二子を力づくで止めようとして、その弾みで不二子は階段から転落。結果子どもは流産してしまい、不二子は足が不自由になる。不二子(万里昌代)は河田病院に入院し、菅に哀願と恨みのこもった眼差しを向ける。菅は不二子とやり直すつもりはなく、院長の令嬢との縁談に乗り気で不二子を殺そうと決意。鎮静剤で不二子を眠らせ、夜半に病室から担ぎ出して裏庭の貯水プールに沈める。沈めた時に不二子は目覚めますが、菅は強引に押し沈めます。断末魔の不二子の怖ろしい形相が目に焼き付く。その後、巧妙な偽装によって不二子(万里昌代)は自殺と断定。菅は院長の令嬢・令子(浜田ゆう子)と結婚。しかし奇怪な出来事が菅を襲い始めます。不二子が使っていた松葉杖を家に置いて行った謎の押し売りの女、不二子の筆跡のメモ、菅を追い回す足音。死んだはずの不二子が立っていたり、追い詰められた菅はだんだん狂っていく。そして遂に不二子が現れるが、双子の姉が妹の恨みを晴らす為の復讐だった。若山富三郎の「怪談鬼火の沼」と怪談映画2本立て公開。1963年7月7日~7月13日丸物会館、併映若山富三郎「怪談鬼火の沼」。1963年9月8日~10日二川銀映、併映「怪談鬼火の沼」。【サイズ:B5 大映ポスター集】【年代:1963年】