説明
シシャノガクエンサイ/原作:赤川次郎。脚本:阿部照男、山田珠美。音楽:溝口肇。主題歌:深田恭子。監督:篠原哲雄。赤川次郎原作の映画化で深田恭子初主演の青春ホラー・サスペンス。ある学園で「青い瞳の天使」という題で台本にした学生・由子が自殺。(深田恭子)は、学園創立80周年を祝う学園祭でそれを上演しようと運動を開始。顧問の倉林(加藤雅也)らの助けによって学園長・手塚(筒井康隆)の許可を貰う。真知子のクラスに神山英人という転校生がやってくる。だが、彼が現れた時から真知子の周囲で次々に不可解な事件が勃発するのだった。部員である治子と真弓の謎の死、メトカフ役に決まっていた美術教師・ソンヒルの自殺、そして学園のパソコンで見つけた不可思議な数字の羅列。警察の捜査で、事件は由子と交際していたソンヒルが彼女の妊娠が世間に露呈するのを恐れて彼女を殺害、更にそれを知った治子と真弓を殺して自らも命を絶ったということになった。実は由子の兄であった英人から学園で不正な絵画の売買がされていることを聞かされた真知子は、真犯人が他にいることを悟り、一時は中止の危機に陥った芝居に事件を解く鍵があるのではないかと、芝居の上演を決意する。学園祭の日。真犯人が手塚であることを突き止める。手塚は、真知子の父で学園内の美術館長を務める正造に贋作を作らせ、それを不正に取り引きしていた。秘密を知った由子たちを殺害。更に、80年前に帰国した筈のメトカフも、実は贋作作りに荷担させられ、しかも手塚に殺害されていたことが解る。真相を知った真知子を襲う手塚。彼女は駆けつけた倉林と英人のお陰で助けられるも、手塚は自殺。父も逮捕される。豊橋東映最後に近い上映で2000年11月に閉館した。2000年8月5日公開豊橋東映シネマ1、併映「仮面学園」。【サイズ:B5】【年代:2000年】