説明
ハナヨメキュウケツマ/製作:大蔵貢。脚本:長崎一平。音楽:阿部晧哉。監督:並木鏡太郎。新東宝得意の怪奇物で清純派イメージの池内淳子主演で化物役。ピクニックの途中、主人公の藤子(池内淳子)は彼女を憎む三人(三田泰子・瀬戸麗子・天草博子)の計画通り、崖から突落された。一命はとりとめたが、女優の道は断たれ、母は自殺。母の遺書により藤子は山奥の陰陽師である影山家を訪ねた。曽祖母(五月藤江)は藤子に復讐を迫り、一度死んだ藤子の身体に呪文をかけた。死体は動き、牙や爪が生えた怪物に変貌。東京ではコンテストが開かれ、映画スターの喜代子、モデルの英子も列席した。二人は登場した影山小夜子(池内淳子二役)が藤子と瓜二つなのに驚いた。大田(高宮啓二)は小夜子を訪ね、藤子に抱いた思いをとげようとした。小夜子は轟音とともに怪物に化し、大田は喉をかみ切られて死んだ。英子も同様に死んだ。喜代子は作曲家と結婚したその夜ホテルの一室で噛み殺された。光武と婚約中の里枝は怖くなった。(寺島達矢)は小夜子を訪ね、かつて藤子を深く愛したことを語った。小夜子は過去を忘れ、里枝(矢代京子)のよい友達になることを約束した。しかし小夜子の優しい心は曽祖母には通ぜず、彼女は怪物と化して文金島田の里枝に飛びかかっていく。1960年7月30日~8月6日豊橋国際劇場、併映 第二東映時代劇「次郎長血笑記富士見峠の対決」「あばれ街道」リバイバルの時代劇とホラー3本立て。【サイズ:B5新東宝ポスター集】【年代:1960年】