説明
ラセン/原作:鈴木光司。脚本・監督:飯田譲治。音楽:ラフィカ。見ると死ぬという呪いのビデオの謎の真相に迫る、同時公開された「リング」の続編で前作『リング』ではほとんど登場しなかった高野舞(中谷美紀)が、超能力少女として活躍。息子を海の事故で亡くした医師・安藤(佐藤浩市)は、自身も死ぬことを考えていた。そんなとき、死んだ友人(真田広之)を司法解剖したことから、謎のウイルスを巡る事件に巻き込まれる。安藤は、一連の呪いがビデオや手帳を見た人物の網膜を通して体の組織へ入り込んだのだと気づく。そして更に、彼女の怨念=ウイルスを広めることに手を貸した人物は死なないのだということ、しかもビデオを見てから一週間が経過したにもかかわらず自分が生きながらえたのは、高野舞と寝た為なのだということにも気づく。そして 舞の死体が発見された。遺体には出産の形跡があった。安藤は、舞の体を利用して蘇った貞子と対峙する。彼女の真の目的は、生きながら井戸に突き落とされた恐怖を皆に伝え、自分のような力を持つ新しい人類を地球上に生み出すことだった。貞子は、安藤に自分の子宮の受精卵に竜司のDNAを組み込み、竜司の再生を要求した。その代わり、安藤の死んだ子供も蘇らせてやると約束して。竜司のプレゼントとはこのことだったのだ。息子を取り戻すか、人類を裏切るか、選択を迫られる安藤。だが彼は要求通り、手帳を読んでしまっていた宮下を引き込んで、竜司と息子を蘇らせた。そんな安藤に、貞子と竜司は玲子の手記を小説として出版するのだと言い残し去っていく。1998年1月31日公開、豊川コロナワールド。【サイズ:B2】【年代:1998年】