役所広司/伊原剛志、小西真由美、葉月里緒菜、オダギリジョー、野村宏伸、加瀬亮

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説明

サケビ/脚本・監督:黒沢清。音楽:配島邦明。『LOFT ロフト』などの黒沢清監督と『呪怨』シリーズの一瀬隆重プロデューサーが初めて手を組んだ本格派ホラー・ミステリー。ある連続殺人をきっかけに、過去と現在が入り乱れる迷宮に足を踏み入れる刑事の苦悶をあぶり出す。“赤い服”を着た死体の発見に端を発する連続殺人事件。捜査を進める刑事(役所広司)の前にはやがて、耳を劈くような“叫び”とともに“赤い服”を着た幽霊が出現し、執拗に憑きまとい始める。廃墟のような湾岸地帯を舞台に複雑怪奇な世界を描く。同一手口の殺人が互いに無関係に犯されたというこの偶然。しかし彼らの内の数人が、吉岡に向かって「全部なしにしようと思った」という言葉をそれぞれに口にする。殺人捜査をそっちのけで彼らの共通点を探る吉岡。同僚の宮路(伊原剛志)は心配と疑惑を織り交ぜつつもそんな吉岡の身辺を探りはじめる。吉岡は犯人たちの共通点、彼らは皆、今は運行停止になった湾岸フェリーの利用者だったのだ。そして吉岡自身もまた、かつてそのフェリーの利用者だった。作業船に乗ってフェリーの運行ルートを探索する吉岡。開発の進んだ湾岸一帯の片隅に取り残された様に立っている廃墟を発見し、彼の記憶が不意に蘇る。かつてその建物の一つの窓辺に、赤い服を着た女の姿があったはずだ…。今は廃墟になっているその建物に侵入し、女が居たとおぼしき部屋を探し当てた吉岡。そこには壁に焼き付いた女の影と、白骨があった。女はここで死んだ、誰にも顧みられる事も無く。女の幽霊は再び吉岡の目の前に現れ、「あなただけ許します」と言って消え失せた。2007年2月24日公開、ユナイテッドシネマ豊橋18。【サイズ:B5チラシ】【年代:2007年】