座頭市千両首

勝新太郎/若山富三郎、島田正吾、坪内ミキ子、長谷川待子、石黒達也、天王寺虎之助、丹羽又三郎、片岡彦三郎、北城寿太郎、植村謙二郎、浅野進治郎、伊達三郎、

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説明

ザトウイチセンリョウクビ/監督:池広一夫。シリーズ六作目で再び若山富三郎(当時は城健三郎)と兄弟対決。幕府上納金千両が奪われて国定忠治一家と座頭市が疑われ汚名を晴らす為に赤城山へ登り忠治(島田正吾)と会う。捕り手から逃れる為に忠治から勘太郎を預かり山を下り忠治を逃がす為に囮となって捕り方達を斬る。忠治一家を地元の悪ボス天王寺虎之助一家が追いつめる場面の殺陣は流石に島田正吾。やがて御用金強奪の黒幕が代官(植村謙二郎)と若山であることが判り、しかも庄屋(林 寛)が責任を取らされて処刑されると聞き代官所へ乗り込んで庄屋を助けて代官を斬る。ラストは代官用心棒若山と西部劇タッチの一騎打ちで迫力ある殺陣、若山が馬で鞭を使って座頭市を引っ張るが市が若山を馬上から引きずり下ろして剣の一騎打ち。国定忠治には貫録の島田正吾。座頭市が八木節を歌ったり、太鼓を叩いたり一文銭を居合で斬ったりスーパーマンになった座頭市エンタメを向上させてサービス満点。このシリーズは監督のアイデア合戦と勝新のアイデアが満載で大ヒットシリーズとなった。国定一家日光の円蔵に扮する石黒達也がいい味だし赤城山に向かう御用提灯のシルエットが美しい。賭場での若山・勝の居合合戦が見せ場となりラストの決闘の伏線となる。1964年3月28日〜4月10日豊橋大映、併映市川雷蔵「剣」。1964年7月1日〜7日銀座東映、併映「ならず者」。1964年11月14日〜16日南東映、併映「車夫遊侠伝 喧嘩辰」【サイズ:B2】【年代:1963】