海女の化物屋敷

三原葉子/菅原文太、沼田曜一、瀬戸麗子、万里昌代、岬洋二、五月藤江

説明

アマノバケモノヤシキ/脚本:杉本彰、赤石直。音楽:長峯英夫。監督:曲谷守平。新東宝得意のエロと怪奇とサスペンス映画の1作で、巨万の財宝を埋蔵したまま海底に没した謎の墓地をめぐり灼熱の海女部落に捲き起こる怪奇異色の幽霊映画。主演は婦警三原葉子と刑事の菅原文太の二人。親友の青山由美が亡霊に呪い殺されそうだから助けてくれといってきた。青山家は青磯きっての資産家で、父の自殺、母親の狂死、姉の家出、兄の遭難、兄嫁の変死と不幸が続いていた。由美は荒れた屋敷に婆やなどと住んでいた。ある夜、兄嫁ワカの亡霊から襲われ、それ以来、悩まされ続けた。それで、婦警になった恭子(三原葉子)の助力を求めた。行方の知れぬ姉も探してもらいたかった。恭子は恋人の野々宮刑事(菅原文太)に調査を依頼。悪役は沼田曜一、万里昌代。二年前、迷宮入りになった墨田の殺人事件の被害者が家出した由美の姉だったことがわかった。大昔、地震で海底に埋れた青山家の墓地に、財宝がかくされてあり、そのありかは由美だけが知っている。水木(沼田曜一)は加代(万里昌代)を利用して探していた。由美の姉は彼の手にかかった。由美をおどし、泥をはかせよう。亡霊は彼の命で、婆やが扮していたという。バレたと知った水木一味は由美と恭子を捕えた。由美を海底にもぐらせ、財宝のありかへ案内させた。引上げた黒真珠を水木と伊丹(岬洋二)が争いを始め、水中銃弾丸は加代にあたり警察に逮捕される。不可思議な物語展開。1959年7月11日~17日豊橋国際劇場、併映「殺人魔の接吻」嵐寛寿郎時代劇「決斗不動坂の大仇討」の3本立て。【サイズ:新東宝ポスター集掲載&リバイバルポスターB2】【年代:1959年】