説明
ドッグ・イン・パラダイス/原作:レモ・フォルラーニ。脚本:マルチェロ・エシア、エンニオ・デ・コー二、ドゥッチョ・テッサリ、マーナヘン・バレスコ。音楽:デット・マリアーノ。監督:ドウッチョ・テッサリ。「ニューシネマ・パラダイス」の少年サルヴァトーレ・セシオの出演作品。9歳のトム(サルヴァトーレ“トト”カシオ)は、ママ、ジョバンナ(メルセデス・アロンソ)とその恋人ボブ(ロベルト・アルピ)とトスカーナ州にあるカバルビオ城に出かける。ジョバンナは近くの城の侯爵たちとの上流社会の交流が、ボブは下の村で先生をしている美しいビオレッタ(デルフィーネ・フォレスト)が、トムはお城のふとっちょ使用人姉妹ユリンカとオルカ、伯爵夫人の飼い犬だった大きな犬が気に入ってしばらく滞在することに。ビジネスとしてジョバンナは犬を預かる事を思いつく。ロケッタ侯爵夫人の愛犬マルチーズのミレディが100万ドルのおまけ付きでやって来た。新聞広告を見た人々が次々に犬を連れて訪れる。軍隊ラッパに服従するように訓練されたドーベルマンのセンチネラ、俳優に飼われるブルドッグのアドーネ、ジャーナリストの中国犬シャーペイ、有閑マダムの愛犬シベリアン・ハスキーのシビ、それに自分を人間だと思っているミレディ。40匹の犬に囲まれ、お城は「犬たちの天国」と化す。人にも動物にも平等な愛情を持つ獣医のムジョーネやビオレッタ、豊かな自然と犬たちに囲まれてトムとボブは、この場所を好きになる。しかし城を壊し、森を切り裂き、犬たちを殺した上でのリゾートマンション計画を知ってしまったボブたちは断固売らない決意をする。その夜、ダンテスカは犬小屋に火を放つ。必死に犬を守り、火を消すボブをトムはパパと呼ぶのだった。なす術もなく強制競売の日を迎える。その時ダンテスカの者が持っていたライターめがけて犬たちが飛びかかった。恐怖にかられた防火犯は、火をつけた事を告白。城にも犬たちの天国にも再び平和が訪れる。1991年6月29日公開だが豊橋での映画館未確認。東映クラシックフイルム配給なので可能性は東映シネマ。【サイズ:B2】【年代:1991年】