沈黙の世界

ドキュメンタリー、日本語版解説:NH河原武雄アナ。

説明

チンモクノセカイ/撮影:エドモン・セシャン、フレデリック・デュマ、アルベルト・ファルコ。音楽:イヴ・ボーリゥリエ。監督:ジャック・イブ・クストー、ルイ・マル。テクニカラー色彩によるフランス長篇記録映画。監督ジャック・イヴ・クストーはフランスの海軍大佐だが深海の魅力にとりつかれ1942年、工学技師エミール・ガニヤンの協力でアクアラング(潜水肺)を発明。海中の短篇映画にも手を染め、「漂流物」「潜水手帖」の二作で夫々カンヌ映画祭の賞を受賞。製作に当り、クストー他14名の一行はカリプソ号に乗り地中海、紅海、印度洋、ペルシャ湾と航海を続け、撮影フィルムは延12,000m。75mの深さまで撮影するのに成功。監督はクーストーとルイ・マルの共同、撮影はエドモン・セシャン、水中撮影はクーストー、マル、フレデリック・デュマ、アルベエル・ファルコの協力。音楽はイヴ・ボードリエ。何百というイルカの大群、沈没した難破船の探検、毎晩燈火に眼がくらんで船の甲板に飛び込んで来るトビウオ、船のスクリューにぶつかって血まみれになったマッコウ鯨を襲うサメの群、世界に二つしかないゾウガメの島、アオウミガメの産卵、友達となったコクテンハタなど興味深いシーンがつづく。1957年第29回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞。1956年第9回カンヌ映画祭パルムドール受賞。1957年1月15日~21日メトロ劇場、併映「赤い風船」。【サイズ:B2】【年代:1957年】