説明
トータル・リコール/原作:フイリップ・K・ディック「追憶売ります」。脚本:ロナルド・シュゼット、ダン・オバノン、ゲイリー・ゴールドマン。音楽:ジェリー・ゴールド・スミス。監督:ポール・バーホーメン。アーノルド・シュワルツネッガー主演の火星を舞台の宇宙SF大作。西暦2084年、地球の植民地となっていた火星では、エネルギー鉱山の採掘を仕切るコーヘイゲンとそれに対抗する反乱分子の小競り合いが続いていた。地球に暮らす肉体労働者のダニエル・クエイド(シュワルツネッガー)は、毎晩火星の夢を見てうなされていた。夢が気になるクエイドは「火星旅行の記憶を売る」というリコール社のサービスを受けることに。しかし、それをきっかけに今の自分の記憶が植えつけられた偽物であり、本当の自分はコーヘイゲンの片腕の諜報員ハウザーだったと知る。クエイドは真相を知るため火星に旅立つが、真実を隠匿するコーヘイゲンに命を狙われる展開となり、反乱分子に共感していたクエイドは、装置を破壊してメリーナとともに脱出。坑道の先に隠された地下氷河とリアクターにたどりつき、銃撃戦の末にリクターを倒す。コーヘイゲンはリアクターの起動スイッチを爆破しようとするが、クエイドが奪って投げ捨てた爆弾は外部への隔壁を破り、火星の大気中へ吸い出されたコーヘイゲンは苦悶して死亡。遅れてクエイドとメリーナも吸い出されるが、その寸前にクエイドの手がリアクターのスイッチを押した。火星は氷河から作り出された酸素に包まれ、地表では防護服無しで人間が暮らせるようになり、火星の民衆は圧政から解放された。クエイドは「これも夢かもしれない」と思いつつも、青く変わった火星の空の下でメリーナとキスを交わす。そこで画面がホワイトアウトしてエンド。第63回アカデミー賞視覚効果賞。2013年にコリン・ファレル主演でリメイク。1990年2月1日公開、広小路スカラ座。【サイズ:B2 2種類】【年代:1990年】