宇宙大怪獣ドゴラ

夏木陽介/小泉博、藤山陽子、藤田進、河津清三郎、若林映子、田崎潤、船戸順、天本英世、

説明

ウチュウダイカイジュウドゴラ/原作:丘美丈二郎「スペースモンス」。脚本:関沢新一。音楽:伊福部昭。特撮監督:円谷英二。監督:本多猪四郎。「ゴジラ」「空の大怪獣ラドン」「大怪獣バラン」「モスラ」に続く東宝怪獣単体としての脅威を描く、ダイヤ強盗団と警察との攻防の中で放射能で突然変異を起こした大気圏外の宇宙細胞ドゴラ、ダイヤを盗んで食べる怪獣とダイヤ強盗団の動きを対照的に描きながら北九州一帯を舞台に展開するドラマが大きな特色。ドゴラは小松崎茂のイラストイメージで完成してその姿は、クジラとクラゲと蛸をミックスした造形でアニメを取り込んだ複雑な特撮でサスペンスを盛り上げた異色怪獣映画。ドゴラは蜂独によって結晶化して破片がギャング団に落下してギャングは全滅する。この年、正月映画から怪獣映画は年間4本製作されて正に怪獣ブームを牽引したのが東宝で「ドゴラ」は3本目、12月に「三大怪獣地球最大の決戦」が公開されて4本目。ポスターデザインが秀逸なクラゲ怪獣だった。1964年8月18日~8月31日丸物東宝、併映「喜劇 駅前音頭」。【サイズ:B2】【年代:1964年】